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おひとりさま出産!未婚で出産するときに受けられる制度

年収200万以下の漫画家、独身、アラフォー1人暮らしの七尾ゆずさんが、実体験をもとに書いた漫画「おひとりさま出産」が一時話題となっていました。

40歳までに一人でもいいから子どもを出産したいという目標を叶えるべく、彼氏にお願いをし、一人で出産するまでのストーリーが書かれています。

出産まではバイトを掛け持ちし、出産費用を貯めたと書かれていました。

「おひとりさま出産」は全1~6巻発売されています。
楽天kobo電子書籍で、スマホで読むことができます↓

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妊娠中の離婚など、様々な事情から1人で出産をする人もいるでしょう。

妊娠してしまったけど、産むか産まないか悩んでいる・・・
1人で育てていけるかな?

そんな人のために、おひとりさま出産、未婚で出産するときに受けられる制度をまとめました。

認知は必要?

認知とは、子どもの父親の名前が戸籍に記載され、誰が子どもの父親であることがわかります。

認知をしてもらうと、子どもの養育費を裁判所などを通じて、父親に請求することができます。

また、父が他界した場合に遺産相続を受け取る権利が子どもに発生します。

認知をしてもらったからと言って、子どもの父親に親権が渡ることはありません。
しかし親権者に何らかの事情(病気など)が発生した場合、父母の協議によって、親権を父親に移すことも可能となります。

認知をしてもらうと養育費の請求が可能になりますが、デメリットとしては、老後父親の介護を求められるかもしれないことや、相続で子どもが多額の借金を背負わされたり、父親が子どもにお金を借りに来たりするかもしれないことがあります。

メリットデメリットを踏まえたうえで、父親の人間性などを見て、認知してもらうかどうか決めるといいかもしれません。

入院助産制度

経済的に困窮している人、貧困世帯が受けられる出産制度で、出産費用を公費で負担してもらうことができます。

利用者の負担能力によって0円~9,000円+出産育児一時金の50%(国基準)が負担額となります。

入院助産制度を利用する場合、都道府県や市町村が指定する病院(助産施設)で出産の場合のみ適用されるため、好きな産院で出産することができなくなるというデメリットはあります。

都道府県の母子手帳の交付窓口などに聞くと、詳細を教えてもらうことができます。

対象者

  • 生活保護世帯
  • 当該年度分の住民税非課税世帯
  • 当該年度分の住民税非課税世帯で、かつ加入する健康保険から支給される出産育児一時金が35万円未満の者
  • 当該年度所得税額が8,500円以下で、かつ健康保険から支給される出産育児一時金が35万円未満の者

母子寮

母子生活支援施設と婦人保護施設という場所があります。

母子生活支援施設は、元々18歳未満の子どもを育てているお母さん向けの施設であり、子どもがいない初産の妊婦は入れないシステムでしたが、最近では妊婦受け入れ可能な施設も増えてきています。

婦人保護施設も、元々は売春を行うおそれのある女子を収容する施設でしたが、最近ではDVシェルター、家庭環境の破綻、生活の困窮など、様々な事情に対応しています。


母子生活支援施設も、婦人保護施設も家賃は無料がかなり安い費用で入居でき、自立した生活を送れるようになるませサポートしてもらいながら、生活をすることができます。

生活保護

車、土地、預貯金などを手放したとしても、生活が困窮している場合に国が生活費を負担してくれる制度です。

生活保護の相談は、各市町村の役場、福祉事務所の生活保護担当課で相談することができます。

生活が落ち着いたら自分で育てたい

今すぐには無理だけど、自分の生活が落ち着いたら育てたい。
そんな人には乳児院・養育里親制度というものがあり、一時的に子どもを育ててもらうことができます。

しかし家庭のように、特定の大人が個別要求に応えながら育てていくわけではなく、集団のなかで育てていくため、子どもの精神発達や愛着形成のため長期間利用することはよくないと言われています。

遅くとも3歳くらいまでを目標に、できればなるべく早く引き取れるように努力することが必要です。

相談は近くの児童相談所となります。
利用を考えている場合は、妊娠中から相談して下さい。

特別養子縁組

様々な理由から、出産しても自分で育てていけないという人は、子どもを養子として託すことができます。

生まれてきた命を、我が子同然に育てたいという夫婦が大切に育ててくれます。

養子に出してしまうと、もう2度と会えないと思われがちですが、最近では写真や近況を送ってくれたり、子どもが成人後会いたいと言えば、会えるようにサポートしてくれるところもあります。

もちろん2度と会えない機関もあるので、特別養子縁組を検討している場合は、いろいろな機関を探してみるといいでしょう。

妊娠相談窓口

妊娠を告げたら、男性(子の父親)と音信不通になった。
望まない妊娠をしてしまい、誰にも相談することができない。
中絶費用がない、経済的余裕がない、DV、妊娠中に離婚となった。

そういった人に言いづらいようなことも相談することができる、妊娠の相談窓口があります。

妊娠SOS

誰にも言えない妊娠をしてしまったり、お金がない、住むところがない、仕事がない、育てられないなど、厳しい状況を乗り切るためのサポートや制度を教えてもらうことができます。

妊娠SOSは全国に相談窓口があります。

全国にんしんSOSネットワーク

 

Babyぽけっと

特別養子縁組を前提とした妊婦を、シェルターで保護し、出産まで様々なサポートを受けることができます。
遠方の対応も可能なので、全国から相談が寄せられています。

Babyぽけっと

 



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